【9月18日 AFP】米国など9か国は17日、保有する新型インフルエンザA型(H1N1)ワクチンの約10%を、必要とする国に供給する方針を示した。

 新型インフルの世界的大流行を受け、米国、オーストラリア、ブラジル、フランス、イタリア、ニュージーランド、ノルウェー、スイス、英国がワクチンを提供する。

 米国のロバート・ギブス(Robert Gibbs)大統領報道官によると、ワクチンは世界保健機関(WHO)を通じて供給される。

 フランスは備蓄する9400万回分のワクチンのうち約10%を提供すると発表。英国も同様の方針を示した。

 北半球が秋に入るのに合わせ、新型インフルの感染拡大が予想されている。

 WHOによると、4月にメキシコで新型インフルが確認されて以来、世界中で少なくとも3205人の感染者が死亡している。(c)AFP