【9月16日 AFP】ニューヨーク(New York)市のトーマス・ファーリー(Thomas Farley)衛生局長は14日、禁煙エリアを公共の公園やビーチにまで拡大する方針を示した。ニューヨーカーたちは、茂みの陰に隠れてタバコを吸わざるをえなくなるかもしれない。

 同市では1995年、レストランやバーの大半で喫煙が禁止された。2003年には、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長の提案で、オフィスや駅などの屋内の公共施設での喫煙が違法になった。そのため推定100万人の愛煙家たちは屋外に「避難」せざるをえなくなっていたが、ファーリー局長の提案が実現された場合、喫煙出来る場所はさらに減ることになる。

 ちなみに、ブルームバーグ市長の決定は多くの市民から歓迎されたが、市民生活に介入しすぎたとの批判も多数寄せられたという。(c)AFP