日本人に戻ってきてほしい!マドリードのレストランが新型インフル対策
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【9月8日 AFP】新型インフルエンザA型(H1N1)の流行による売上げの落ち込みを恐れたスペインのあるレストランが、衛生的な環境を提供することで、客を呼び込もうとしている。
首都マドリード(Madrid)のレストラン「Mesa y Placer」のミゲル・アンゲル・デラクルス(Miguel Angel de la Cruz)店長は、この秋にも新型インフルエンザの「第2波」が来る恐れのあることから、事前に対策を取らざるを得なくなったという。「第2波」は、店の営業に経済危機以上に危機的状況をもたらすからだ。
そこで、客に無料の食前酒をふるまうのではなく、消毒用のハンドジェルと除菌ナプキンを手渡したあとに、感染対策としてビニールコーティングしたメニューを見てもらうことにした。
外科手術用のマスクを付けたシェフが調理するほか、全従業員に対し、新型インフルエンザに感染していないかどうかを確認するため、就業前の体温測定が義務づけられている。
市内の観光客が多いエリアにある別の店舗も、既に同様の措置を行っている。その店舗の客の大半は、日本人だという。デラクルス氏は、「衛生面にとても気を遣う日本人の客足は鈍っているが、こうした措置により、店に戻ってきてくれることを期待しています」と話した。
欧州で4月、新型インフルエンザの感染が確認されて以来、スペインでは少なくとも21人が死亡しているが、消毒を徹底した環境が新型インフルエンザにどの程度有効なのか、あるいは客を呼び込むことができるのかは不明だ。スペイン保健省はこれまでのところ飲食店部門への勧告は出していないが、手洗いの励行と使用済みティッシュを捨てるよう呼びかけている。(c)AFP/Pauline Talagrand
首都マドリード(Madrid)のレストラン「Mesa y Placer」のミゲル・アンゲル・デラクルス(Miguel Angel de la Cruz)店長は、この秋にも新型インフルエンザの「第2波」が来る恐れのあることから、事前に対策を取らざるを得なくなったという。「第2波」は、店の営業に経済危機以上に危機的状況をもたらすからだ。
そこで、客に無料の食前酒をふるまうのではなく、消毒用のハンドジェルと除菌ナプキンを手渡したあとに、感染対策としてビニールコーティングしたメニューを見てもらうことにした。
外科手術用のマスクを付けたシェフが調理するほか、全従業員に対し、新型インフルエンザに感染していないかどうかを確認するため、就業前の体温測定が義務づけられている。
市内の観光客が多いエリアにある別の店舗も、既に同様の措置を行っている。その店舗の客の大半は、日本人だという。デラクルス氏は、「衛生面にとても気を遣う日本人の客足は鈍っているが、こうした措置により、店に戻ってきてくれることを期待しています」と話した。
欧州で4月、新型インフルエンザの感染が確認されて以来、スペインでは少なくとも21人が死亡しているが、消毒を徹底した環境が新型インフルエンザにどの程度有効なのか、あるいは客を呼び込むことができるのかは不明だ。スペイン保健省はこれまでのところ飲食店部門への勧告は出していないが、手洗いの励行と使用済みティッシュを捨てるよう呼びかけている。(c)AFP/Pauline Talagrand