【8月10日 AFP】「手に持っているくしを、今すぐバッグに戻して」――イスラエルの皮膚科医たちが、髪の毛をとかしすぎると髪の毛が少なくなる事実を確認したと、10日の現地紙ハーレツ(Haaretz)が伝えた。

 14人の女性を対象に、毎日抜ける髪の毛の量と、髪のとかし方の習慣を記録したところ、髪の毛をとかす回数が多い人ほど抜け毛が多かった。

 研究を率いたエルサレム(Jerusalem)のヘブライ大学(Hebrew University)のアレクサンダー・カードマン(Alexander Kirdman)氏によると、日に2回髪の毛をとかす女性は、1回しかとかさない女性に比べ、抜け毛率が3倍高かった。

 クルドマン氏は「結果には驚いた。医療専門家の間では、髪をとかすことは血流を良くし、抜け毛を予防すると考えられているからだ」と語った。研究結果は、皮膚科学会の専門誌「Journal of Dermatological Treatment」で発表された。(c)AFP