【8月6日 AFP】アルゼンチン保健省は5日、新型インフルエンザA型(H1N1)による死者が「急増」に転じたと発表した。

 確認された死者数はこの2週間で165人から337人へ2倍以上の増加を見せたという。死者数では米国の353人に次いで世界第2位。

 なお、新型インフルエンザの「震源地」であるメキシコでも感染者が急増し、新たに感染が確認されたのはこの5日間で1000人程度にのぼっている。同国では最近、新たな感染が小康状態にあり、「最悪の時期は過ぎた」との楽観ムードが漂っていた。保健省によると、3日現在の感染者数は1万7416人、うち死者は146人となっている。

 世界保健機関(WHO)の5日の発表によると、新型インフルエンザの死者数は前月27日発表時点の816人から1154人に増え、感染者が確認されたのは168の国と地域にのぼっている。(c)AFP