新型インフルワクチン、1億6000万人に優先接種勧告 米CDC
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【7月30日 AFP】米当局は29日、新型インフルエンザA型(H1N1)の予防接種を最優先で受けるべき米国民は1億6000万人として、特に子どもと妊娠中の女性に接種を勧告した。
米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)の免疫政策に関する諮問委員会は1日がかりの緊急会議を開き、新型インフルエンザにかかりやすい、または合併症を引き起こしやすいと考えられる5グループを挙げ、「予防接種の初期ターゲット」とした。
全国民のうち1億6000万人があたるという。ただし、同センターではこの全員に接種をするにはワクチンが不足する可能性もあるとも補足した。
CDCのアン・シュチャット(Anne Schuchat)博士によると、5つのグループは、妊娠中の女性、6歳児以下の子どもの家族、保健医療関係および救急医療業務の従事者、生後6か月から24歳までの子どもおよび若者、インフルエンザから合併症を引き起こすリスクのある疾患などをもつ高齢者以外の成人、となっている。
しかし、当局では10月までに調達可能なワクチンは1億2000万回の接種分しかないとみている。さらにシュチャット氏によると、接種はおそらく2回必要だという。
CDCが同日発表した研究報告によると、妊娠中に新型インフルエンザにかかった女性では、深刻な合併症を生じたり、場合によっては死に至る割合が全体に比べて高く、優先してワクチン接種を実施すべきだと勧告されている。(c)AFP
米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)の免疫政策に関する諮問委員会は1日がかりの緊急会議を開き、新型インフルエンザにかかりやすい、または合併症を引き起こしやすいと考えられる5グループを挙げ、「予防接種の初期ターゲット」とした。
全国民のうち1億6000万人があたるという。ただし、同センターではこの全員に接種をするにはワクチンが不足する可能性もあるとも補足した。
CDCのアン・シュチャット(Anne Schuchat)博士によると、5つのグループは、妊娠中の女性、6歳児以下の子どもの家族、保健医療関係および救急医療業務の従事者、生後6か月から24歳までの子どもおよび若者、インフルエンザから合併症を引き起こすリスクのある疾患などをもつ高齢者以外の成人、となっている。
しかし、当局では10月までに調達可能なワクチンは1億2000万回の接種分しかないとみている。さらにシュチャット氏によると、接種はおそらく2回必要だという。
CDCが同日発表した研究報告によると、妊娠中に新型インフルエンザにかかった女性では、深刻な合併症を生じたり、場合によっては死に至る割合が全体に比べて高く、優先してワクチン接種を実施すべきだと勧告されている。(c)AFP