【7月14日 AFP】75歳以上の人は、ワインを適度にたしなむことでアルツハイマー病のリスクを減らすことができる。しかし飲みすぎはリスクを上昇させる――。オーストリア・ウィーン(Vienna)で開催中の国際アルツハイマー病協会(Alzheimer's Association)の学会で13日、このような研究結果が発表された。

 米ウェイクフォレスト大学(Wake Forest University)の研究チームは、75歳以上の3069人を対象に健康状態を6年間にわたり調査し、アルコール摂取量についても申告してもらった。

 その結果、アルコール、特にワインを1日あたりグラス1-2杯程度に抑えている人では、アルツハイマー病のリスクは37%減少した。また、軽微な記憶障害がある人では、1日に2杯以上飲む人は、飲まない人に比べて、アルツハイマー病のリスクが2倍であることも明らかになった。(c)AFP