【5月17日 AFP】(一部更新、写真追加)厚生労働省は17日、大阪府で新たに計9人の新型インフルエンザA型(H1N1)の感染者が確認されたと発表した。新型インフルエンザが同地域を中心に感染を拡大するのではないかという不安が、地元住民の間で広まっている。

 検査の結果、大阪府の高校生9人が新型インフルエンザ陽性を示した。神戸ではすでに8人の感染が確認されており、大阪と神戸での感染者は合わせて17人となった。

 神戸市は開催が予定されていた学校行事やイベントの中止を決めた。

 大阪ではさらに100人以上の高校生が発熱などの症状を示しており、検査を受けることになっている。

 このほかに兵庫県では教員と大学生、高校生5人の合わせて7人が新型インフルエンザに感染した疑いがでている。この7人は神戸で感染が確認された高校生のうちの1人と接触していた。

 日本では9日、カナダでの研修旅行に参加した後、米デトロイト(Detroit)から成田空港(Narita International Airport)に8日帰国した男子高校生3人と教員1人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されており、現時点で国内の感染者は21人になった。(c)AFP/Kyoko Hasegawa