【5月16日 AFP】舛添要一(Yoichi Masuzoe)厚生労働相は16日午後記者会見し、海外への渡航歴のない神戸市の高校生について新型インフルエンザA型(H1N1)への感染が確認されたと発表した。国内での感染が確認された初めての例となる。

 この高校生は数日間にわたりせきと発熱の症状が続き、15日に神戸市環境保健研究所が行った簡易遺伝子検査で陽性の判定が出たため、国立感染症研究所が詳しい検査を行っていた。

 同じ高校に通う高校生2人も神戸市環境保健研究所の検査で陽性となったため、詳しい検査を行っている。舛添厚労相によるとこの2人も外国への渡航歴はないという。

 日本では5月上旬、北米から帰国し成田空港(Narita International Airport)に到着した高校生3人と高校教諭に国内で初の新型インフルエンザ感染が確認されている。(c)AFP