【5月2日 AFP】(一部更新)都内・横田基地で、生後4か月の米国籍の乳児からA型インフルエンザの予備検査で陽性反応が出たため、日本側が2日、乳児の新型インフルエンザの感染の有無を検査している。結果はまだ明らかになっていない。複数の外務省高官が明らかにした。

 外務省によると、家族とともに米国から1日に到着した乳児から、A型インフルエンザの予備検査で陽性反応が出たという。乳児の性別は公表されていない。

 検体は、都内の国立感染症研究所(National Institute of Infectious Diseases)に送られた。外務省高官は現在、新型インフルエンザかどうかを検査していると述べた。結果がいつ判明するかは明らかになっていない。

 外務省高官と報道によると、この乳児は現在、横田基地内で隔離されて治療を受けており、発熱が続いている。一方、母親を含むほかの乗客からは陽性反応が出なかった。

 共同通信(Kyodo News)によると、乳児を乗せた米軍のチャーター機は、約260-270人の乗客を乗せ、米シアトル・タコマ国際空港(Seattle-Tacoma International Airport)から到着した。

 共同通信は、米軍高官の話として、米国側も検体の検査を実施するものの、結果は5-8日後に判明する見通しだと伝えた。(c)AFP

【参考】厚生労働省のホームページ