【4月30日 AFP】保健当局によると30日、米ロサンゼルス(Los Angeles)から成田空港に到着した乗客の女性1人が、簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応を示し、さらに詳しい検査を行うために隔離された。

 この日本人女性(25)は米ノースウエスト航空(Northwest Airlines)便で成田空港に到着。インフルエンザの症状を示していた。メキシコでの新型インフルエンザ発生を受けて今週に入り、空港での検疫が強化されて以来、検査によって隔離された帰国者は初めて。

 厚生労働省高官によると、機内での簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応が出たため、検疫所でさらにウイルスのDNA分析を行っているという。検査の結果は1日早朝には明らかになるという。

 成田空港の検疫官によると、女性は成田空港から救急車で近くの病院へ搬送された。また機内で女性の近くに座っていた搭乗客も経過観察のため、検疫施設に隔離されている。(c)AFP

【参考】厚生労働省のホームページ