HIV感染者同士の出会い・結婚を仲介、ナイジェリア・バウチ州での取り組み
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【3月24日 AFP】ナイジェリア北部のバウチ(Bauchi)州に住むTalatu Umarさん(32)は2年前、夫の死後に受けたエイズウイルス(HIV)検査で陽性反応が出て以来、再婚することをあきらめていた。だが、今は再婚し、子どもも授かり幸せな日々を送っている。
Umarさんが再婚できたのは、同州の「BACATMA」と呼ばれる機関が運営する、HIV感染者同士の出会い・結婚を仲介するプロジェクトのおかげだ。
Umarさんと再婚相手のKamilu Ismailさん(46)のように、BACATMAを通じて知り合い結婚に至ったHIV感染者のカップルは、前年だけで110組に上るという。
このプロジェクトの目的は、すでにHIVに感染した人同士で結婚相手を見つけることで、バウチ州内でのHIV/AIDSの拡大を抑制することにある。イスラム教徒が圧倒的多数を占める同州は、ナイジェリア国内で最もHIV感染率が高い州の1つとされている。
BACATMA関係者は、「われわれは、行きずりの性行為のみならず結婚相手を通じてもHIV感染が広がっている事実を踏まえ、このプロジェクトを立ち上げた」と語った。(c)AFP/Aminu Abubakar
Umarさんが再婚できたのは、同州の「BACATMA」と呼ばれる機関が運営する、HIV感染者同士の出会い・結婚を仲介するプロジェクトのおかげだ。
Umarさんと再婚相手のKamilu Ismailさん(46)のように、BACATMAを通じて知り合い結婚に至ったHIV感染者のカップルは、前年だけで110組に上るという。
このプロジェクトの目的は、すでにHIVに感染した人同士で結婚相手を見つけることで、バウチ州内でのHIV/AIDSの拡大を抑制することにある。イスラム教徒が圧倒的多数を占める同州は、ナイジェリア国内で最もHIV感染率が高い州の1つとされている。
BACATMA関係者は、「われわれは、行きずりの性行為のみならず結婚相手を通じてもHIV感染が広がっている事実を踏まえ、このプロジェクトを立ち上げた」と語った。(c)AFP/Aminu Abubakar