【3月12日 Relaxnews】抗がん作用があると言われる緑茶に、歯周病を防ぐ効果もありそうだ。九州大学の研究チームが学術誌「Journal of Periodontology」で発表した。

 研究チームは49-59歳の男性約1000人を対象に、緑茶が歯に与える影響、特に歯肉やせや歯茎からの出血に対する効果を調べた。

 すると、日常的に緑茶を飲む人はあまり飲まない人よりも歯肉が健康なことが分かった。緑茶に含まれる抗酸化作用のあるカテキンに抗炎症作用があるかもしれないという。

 緑茶の原料となるチャ樹の研究は世界的に行われており、歯周病予防以外にも、動脈硬化、肥満、糖尿病、うつ病、頭痛、がんなどの予防に効果があると言われている。

 米国立衛生研究所(National Institutes of Health)の国立補完代替医療センター(National Center for Complementary and Alternative Medicine)のホームページには、緑茶に関する研究やその効能、副作用などについて、さらなる情報が掲載されている。(c)Relaxnews

「国立補完代替医療センター」による緑茶に関する情報(英語)