父親の年齢が上がると子どもの知能指数が下がる、研究
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【3月10日 AFP】年齢の高い父親の子どもは、若い父親の子どもと比べて知能が低い傾向があるとする研究報告をオーストラリアと米国の研究者チームが10日、専門家のNPO団体「Public Library of Science(PLoS)」が発行するオープンアクセス誌「PLoS Medicine」に発表した。
これまでの研究では、母親の年齢が高いほど子どもの知能指数が平均を上回る傾向があるとされており、今回の驚くべき結果はそれと対照的だと研究チームは結論づけた。
研究を主導したオーストラリア・ブリスベーン(Brisbane)にあるQueensland Brain InstituteのJohn McGrath氏は今回の結果について、40歳以上まで子どもを作らない西側諸国の男性に意味を持つだろうと述べた。
研究チームは1959-65年の15-65歳の父親を持つ子ども3万3000人のデータを分析。8か月と4歳、7歳時点で実施された知能検査で、高齢の父親の子どもは成績がよくないことが分かった。
これまでの研究で、年齢の高い父親の子どもは統合失調症や自閉症、失読症、てんかん、小人症などの疾患リスクが高まることが分かっているが、一般知能との関連が示されたのは、今回が初めてだという。
社会経済的地位や両親の精神衛生といった要素を考慮に入れても、父親が高齢の子どもの成績がよくない傾向は統計的に有意だという。(c)AFP
これまでの研究では、母親の年齢が高いほど子どもの知能指数が平均を上回る傾向があるとされており、今回の驚くべき結果はそれと対照的だと研究チームは結論づけた。
研究を主導したオーストラリア・ブリスベーン(Brisbane)にあるQueensland Brain InstituteのJohn McGrath氏は今回の結果について、40歳以上まで子どもを作らない西側諸国の男性に意味を持つだろうと述べた。
研究チームは1959-65年の15-65歳の父親を持つ子ども3万3000人のデータを分析。8か月と4歳、7歳時点で実施された知能検査で、高齢の父親の子どもは成績がよくないことが分かった。
これまでの研究で、年齢の高い父親の子どもは統合失調症や自閉症、失読症、てんかん、小人症などの疾患リスクが高まることが分かっているが、一般知能との関連が示されたのは、今回が初めてだという。
社会経済的地位や両親の精神衛生といった要素を考慮に入れても、父親が高齢の子どもの成績がよくない傾向は統計的に有意だという。(c)AFP