【2月6日 AFP】米ソフトウェア大手マイクロソフト(Microsoft)の創業者で、現在は慈善活動を行っているビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が4日、著名なテクノロジー企業関係者や政治家、ハリウッドスターなどが参加する会合「TEDカンファレンス(TED Conference)」での講演中、マラリアの危険性を強調するため、会場内に蚊を放すパフォーマンスを行った。

 ゲイツ氏は、講演を行っていた壇上で蚊の入った容器を開けながら、「マラリアは蚊によって媒介されるのです。何匹か持ってきたので、放してみましょう。貧しい人びとだけがマラリアに感染しなければいけない理由なんてないんだから」と語った。

 ゲイツ氏は1分ほどしてから、放した蚊はマラリアに感染していないことを明らかにした。

 これに対し、TEDの責任者であるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏は、この講演の動画をTEDのウェブサイトに掲載する際は、そのタイトルを『ゲイツ氏、世界中にさらに多くのバグを放つ』にしようとジョークを飛ばし、ゲイツ氏に反撃した。(c)AFP/Glenn Chapman