【1月26日 AFP】先進国の男性の5人に1人以上がアルコール依存症になるリスクを抱えているとする米大の研究結果が26日、英医学専門誌「ランセット(Lancet)」(電子版)に掲載された。女性の場合のアルコール依存症リスクは10%以下だという。

 論文を執筆したカリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)のマーク・シュキット(Marc Schuckit)教授によればこの問題は先進国に共通している。先進各国では男性の80%、女性の60%が生涯に飲酒を経験するという。飲酒頻度が最も高くなるのは18歳から20歳で、依存症になるのは20代の前半から中頃が多いという。

 先進国よりは低いものの、途上国でもアルコール依存症になるリスクは無視できない水準にあるという。(c)AFP