【12月23日 AFP】マレーシア政府は、既婚女性のエイズウイルス(HIV)感染率が増加していることから、非イスラム教徒に自主的に結婚前のエイズ検査を受けるよう呼び掛ける。同国のナジブ・ラザク(Najib Razak)副首相兼国防相が20日夜、国営ベルナマ(Bernama)通信に語った。

 HIV検査はイスラム教徒の間では結婚前の手続きとして義務化されているが、非イスラム教徒には要求されていない。

 新たなHIV感染者数は2003年の6756人に比べ08年は3452人に減少した。だが、異性間性交渉で感染した女性の数は1997年に全体の5.02%だったが、2007年には16.3%まで増加した。(c)AFP