【12月21日 AFP】台湾の農業当局は21日、鳥インフルエンザの感染が確認されたためニワトリ1万8000羽を殺処分したことを確認した。

 南部高雄(Kaohsiung)路竹(Luchu)の養鶏場で10月21日、原因不明の病気で鶏が死んだとの報告を受けたため、当局は同養鶏場からの鶏の移動を禁止し、11月14日に同養鶏場のニワトリ1万8000羽を殺処分した。

 20日に発表された検査報告書によると、死んだ鶏はH5N1型より病原性が低いH5N2型の鳥インフルエンザウイルスに感染していた。この型のウイルスは人に感染する。

 農業委員会動植物防疫検疫局のHuang Kwo-ching副局長はAFPに「結果的にニワトリの殺処分は必要なかったが、われわれは国際獣疫事務局(OIE)のルールに従って最も厳しい措置を取った」と語った。

 台湾は家きんの輸出を中止していたが、今後3か月以内に新たにH5N2型の感染が確認されなければ輸出再開が認められる。(c)AFP