【12月19日 AFP】オーストリア保健省は18日、ハーブを原料としたお香「スパイス(Spice)」シリーズの煙を吸って幻覚効果を得る人がいるとして、このお香の流通・販売を即時禁止とした。

「スパイス」はハーブを原料としたお香で、多数の国で合法的に販売されている。数種類のブレンドがあり、どれも現在、規制なしで入手することができる。

 ところが、同省が発表した声明によると、このお香から大麻と似た成分のJWH-018が検出されたことから、最終的な規制内容が決定するまでの14日間、オーストリア国内で即時販売禁止となったという。JWH-018を吸うことでどのような効果が得られるかは完全に解明されてないが、危険性は高いとみられている。

「スパイス」はもともと一般的なお香として販売されていたものだが、薬物使用専門のインターネットのフォーラムでは、吸入した時の幻覚効果が絶賛されている。(c)AFP