【12月7日 AFP】アイルランド政府は6日、食用にするため処分したブタから有害物質であるダイオキシンが検出されたため、国産のブタ肉の使用製品をすべて回収すると発表した。

 アイルランド食品安全局(Food Safety Authority of Ireland)では消費者に、汚染範囲が明らかになるまで、同国産ブタ肉のほかベーコンなど保存食品も食べないよう注意を呼び掛けた。ダイオキシンは発ガン物質として知られている。

 アイルランド国外で影響の及ぶ範囲も明らかになっていない。2006年の統計では、アイルランド産ブタ肉の最大輸入国は英国で、次いで日本、ドイツ、ロシア、フランス、米国となっている。(c)AFP/Andrew Bushe