【11月29日 AFP】ジンバブエでのコレラの流行について、同国の野党、民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長は訪問先のモロッコ・タンジール(Tangiers)で28日、これまでに500人以上が死亡し、感染者は50万人以上に上っていると語った。

 これに先立ち国連人道問題調整部(UN Office for the Coordination of Humanitarian AffairsOCHA)は同日、コレラによる死者は412人と発表し、ボツワナや南アフリカにも感染が拡大していると警告した。

 コレラ感染はジンバブエ東部全体で確認され、拡大を続けているという。国連の各人道支援機関は医療品や飲料水、浄水キットの配布を確保することを目指している。

 ジンバブエはこれまで、状況は管理下にあると主張していたが、27日になって態度を一変。ようやく国際支援を要請した。(c)AFP