赤肉で悪性腸内細菌への感染可能性が高まる、米豪の研究者が発表
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【10月30日 AFP】牛肉や羊肉などの赤肉を食べ続けると、出血性下痢などを引き起こし最悪の場合は死に至る悪性の腸内細菌へ感染しやすくなる――。このような研究結果が30日、英科学雑誌ネイチャー(Nature)で発表された。
豪メルボルン(Melbourne)にあるモナッシュ大学(Monash University)のトラビス・べドー(Travis Beddoe)氏を始めとした米豪の研究者らによると、赤肉を食べ続けると悪性の大腸菌に感染しやすくなるという。
赤肉にはもともと、腸内や血管内に蓄積していく「Neu5Gc」という糖分子が含まれているという。この糖分子は、大腸菌からしみ出す毒素にとって一種の磁石の役割を果たし、毒素が血液の中に入りやすくなるという。Neu5Gcは、魚肉や家禽(きん)の肉、野菜、果物などにはほとんど含まれていないという。(c)AFP
豪メルボルン(Melbourne)にあるモナッシュ大学(Monash University)のトラビス・べドー(Travis Beddoe)氏を始めとした米豪の研究者らによると、赤肉を食べ続けると悪性の大腸菌に感染しやすくなるという。
赤肉にはもともと、腸内や血管内に蓄積していく「Neu5Gc」という糖分子が含まれているという。この糖分子は、大腸菌からしみ出す毒素にとって一種の磁石の役割を果たし、毒素が血液の中に入りやすくなるという。Neu5Gcは、魚肉や家禽(きん)の肉、野菜、果物などにはほとんど含まれていないという。(c)AFP