【10月3日 AFP】中国政府は、数千人の幼児に健康被害をもたらした粉ミルク汚染の拡大防止のため、海外で販売されている粉ミルク製品の回収を開始した。外交筋が2日、語った。

 中国当局は9月30日に、北京(Beijing)市内で、日本など複数の国の外交団を集め、説明会を実施したという。外交筋と日本政府高官がAFPに語った。

 中国当局は説明会で、9月14日以降、すべての中国製の乳製品が安全基準を満たして製造されているものの、予防措置として粉ミルク製品の回収を実施すると述べたという。

 回収される製品の範囲が、粉ミルクに限定されたものか、粉ミルクを含んでいる可能性のある菓子やビスケットにまで及ぶのかは明らかになっていない。

 一方、日本政府高官は既に、中国政府が乳製品の輸出禁止措置を開始したと述べていた。(c)AFP/Dan Martin