【9月11日 AFP】中国各地で、違法製品とみられる粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石を発症する事例が相次いでいる。国営新華社(Xinhua)通信が11日、報じた。

 粉ミルクが原因とみられる乳児の腎臓結石は、北西部甘粛(Gansu)省で初めて確認されたのを機に、江蘇(Jiangsu)省、山東(Shandong)省、陝西(Shaanxi)省、安徽(Anhui)省、湖南(Hunan)省、寧夏回族(Ningxia Hui)自治区でも新たに確認されている。

 新華社通信が伝えた甘粛省衛生当局の話によると、今年に入って同省では乳児1人が腎臓結石で死亡しているが、問題の粉ミルクとの関連は確認できていない。

 中国では東部安徽省で2004年、不良品の粉ミルクが原因で乳児170人以上が頭部膨張症や発育不全などの栄養障害を起こし、13人が死亡する事件が起きている。(c)AFP