料理雑誌のレシピにミス、4人が中毒症状で全冊回収へ スウェーデン
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【9月1日 AFP】スウェーデンの料理雑誌「Matmagasinet」は8月28日、同誌が掲載したアップルケーキのレシピに間違いがあり、4人が中毒症状を起こしたとして、店頭に出回っている1万冊を回収すると発表した。
同誌のUlla Cocke編集長は「アップルケーキのレシピで、『ナツメグ2つまみ』とするべきところを『ナツメグの実20個』と記載するミスがあった」と語った。その上で、このレシピで作られたケーキを食べた成人4人が、目まいや頭痛などの中毒症状を示したと明らかにした。現在、4人は回復しているという。
同誌は間違いに気付いた後すぐに、5万人の定期購読者に手紙を送ったほか、書店などに置かれているものにも「ナツメグの過剰摂取は中毒症状を引き起こす可能性がある」と警告する注意書きを差し入れるなどの対応を取った。
Cocke編集長は「最初はこの対応で十分だと思っていた。理由は、大量のナツメグが入ったケーキは非常に苦くなることから、まさか読者がレシピ通りにケーキを焼いて食べるとは思っていなかったことと、ナツメグを大量に集めるのはそれほど簡単ではないからだ」と語った。
だが、実際に中毒症状を引き起こした読者がでたことで、同誌はただちに全冊を回収することを決定したという。同編集長は「われわれは毎年1200のレシピを紹介している。バターや小麦粉をちょっと入れすぎていた程度のことは以前にもあったが、今回のようなことは初めてだ」と語った。(c)AFP
同誌のUlla Cocke編集長は「アップルケーキのレシピで、『ナツメグ2つまみ』とするべきところを『ナツメグの実20個』と記載するミスがあった」と語った。その上で、このレシピで作られたケーキを食べた成人4人が、目まいや頭痛などの中毒症状を示したと明らかにした。現在、4人は回復しているという。
同誌は間違いに気付いた後すぐに、5万人の定期購読者に手紙を送ったほか、書店などに置かれているものにも「ナツメグの過剰摂取は中毒症状を引き起こす可能性がある」と警告する注意書きを差し入れるなどの対応を取った。
Cocke編集長は「最初はこの対応で十分だと思っていた。理由は、大量のナツメグが入ったケーキは非常に苦くなることから、まさか読者がレシピ通りにケーキを焼いて食べるとは思っていなかったことと、ナツメグを大量に集めるのはそれほど簡単ではないからだ」と語った。
だが、実際に中毒症状を引き起こした読者がでたことで、同誌はただちに全冊を回収することを決定したという。同編集長は「われわれは毎年1200のレシピを紹介している。バターや小麦粉をちょっと入れすぎていた程度のことは以前にもあったが、今回のようなことは初めてだ」と語った。(c)AFP