【8月8日 AFP】高村正彦(Masahiko Komura)外相は7日、中国製ギョーザの中毒事件で、製造元の天洋食品(Tianyang Food)が回収したギョーザによる被害が6月に中国国内で起きていた問題で、情報を公表しなかったのは中国政府の要請によるものだったことを明らかにした。
 
 高村外相によると、中国当局から「捜査の過程であり、公表しないでほしい」と要望があったという。

 外務省は6日、中国で6月に日本の中毒事件と同じ製品を食べた複数の中国人が体調不良になっていたとの報道を受けて、この情報をすでに中国政府から得ていたことを明らかにした。情報が伝えられたのは約1か月前とみられ、政府が公表を遅らせたことに対して批判が高まっている。(c)AFP