【7月1日 AFP】オランダで1日、カフェ、レストラン、バーを含む飲食店における禁煙法が施行された。欧州諸国では近年、公共の場における喫煙禁止の波が広がりを見せている。

 ただし今回新たに施行された禁煙法では、悪名高き「コーヒーショップ」でのマリフアナ吸引は原則、取り締まり対象外。タバコを混ぜたいわゆるマリフアナタバコのみ取り締まり対象となる。

 禁煙法導入により、カフェやバーの店主の間では売上げ減の懸念が高まっている。マリフアナ吸引者の大半はマリフアナタバコを愛用しているため、コーヒーショップもその例外ではない。

 農業・自然・食品品質省の下部機関である食品・消費者製品安全局では、ただちに禁煙法施行状況について調査を開始するとしている。

 違法者には最大2400ユーロ(約40万円)の罰金が科せられる。

 オランダ統計局(Statistics Netherlands)の直近のデータによれば、国内の喫煙者は2000年以降、約10万人減少。全人口における割合で見ると、喫煙者は4人に1人未満となっている。(c)AFP