南アフリカで結核患者19人が病院を脱走
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【6月16日 AFP】南アフリカの東ケープ州ポートエリザベス(Port Elizabeth)にある病院から14日、結核患者19人が脱走した。同国保健当局が15日明らかにした。当局は、結核の伝染を警戒して19人の行方を追っている。
南アフリカ通信(SAPA)によると、Jose Pearson結核病院に入院していた19人は、外出の許可を求めたが却下され、警備員の制止を振り切って脱走した。
同州の保健所は、脱走の経緯を調査するとともに19人の行方を捜している。さらに、19人に対し適切な治療を受ける必要性を訴え、病院に戻るよう呼び掛けている。
結核患者を治療せずに放置しておくと、菌が薬剤耐性を持つようになり、致死性が高まる。人から人への直接感染も菌の耐性を強めることがわかっている。
南アフリカは前年3月に400万ドル(約4億3000万円)を投じて、結核根絶プロジェクトを立ち上げた。以来、全9州に結核患者追跡チームを設立し、結核患者の治療実績を監視している。
同国には結核菌感染者が34万人以上存在する。治療を中断した患者は、多剤耐性結核 (MDR-TB)または超薬剤耐性結核(XDR-TB)を発症している。(c)AFP
南アフリカ通信(SAPA)によると、Jose Pearson結核病院に入院していた19人は、外出の許可を求めたが却下され、警備員の制止を振り切って脱走した。
同州の保健所は、脱走の経緯を調査するとともに19人の行方を捜している。さらに、19人に対し適切な治療を受ける必要性を訴え、病院に戻るよう呼び掛けている。
結核患者を治療せずに放置しておくと、菌が薬剤耐性を持つようになり、致死性が高まる。人から人への直接感染も菌の耐性を強めることがわかっている。
南アフリカは前年3月に400万ドル(約4億3000万円)を投じて、結核根絶プロジェクトを立ち上げた。以来、全9州に結核患者追跡チームを設立し、結核患者の治療実績を監視している。
同国には結核菌感染者が34万人以上存在する。治療を中断した患者は、多剤耐性結核 (MDR-TB)または超薬剤耐性結核(XDR-TB)を発症している。(c)AFP