【6月10日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)は9日、米国内でサルモネラ感染症が流行しているため、一部のトマトの使用を中止すると発表した。

 発表の2日前には、米食品医薬品局(Food and Drug AdministrationFDA)がレストランや小売業者に対して、感染地域以外で生産されたものでない場合は、ラウンドトマトとローマトマトを提供・販売しないよう警告を行っていた。

 同社は、予防措置としてこの2種のトマトの使用を全面的に中止するが、FDAが汚染の影響はないとしたグレープトマトについては、引き続きサラダに使用する。

 FDAによると、全米で少なくとも145人がSalmonella Saintpaulによるサルモネラ中毒菌に感染し、うち23人が入院しているという。(c)AFP