糖尿病患者の手足切断率は黒人が白人の5倍、米大学研究
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【6月9日 AFP】アフリカ系米国人の糖尿病患者が手足の切断手術を行うを確率は、白人の場合の5倍高い。医療における不平等を調査している米ダートマス大学(Dartmouth College)の研究所は5日、こうした調査結果を発表した。
Dartmouth Institute for Health Policy and Clinical Practice(健康政策と臨床診療に関するダートマス研究所)が米政府管掌の医療保険制度「メディケア(Medicare)」に加入している糖尿病患者を対象に調査を行ったところ、手足の切断手術を行った確率は、黒人では1000人中4.17人だったのに対し、白人では1000人中0.88人に過ぎなかった。
また、糖尿病患者のうち、極めて重要な血糖値管理試験を受けたことがあるのは白人では85%だったが、黒人では79%にとどまった。
こうした人種間格差は、ほかの検査項目でもみとめられた。例えば、メディケア加入者のうち、マンモグラフィー検診を受けた人は白人女性では64%だったが、黒人女性は57%だった。
同研究所は、こうした結果は医療の質における「驚くべき」人種間格差を示す新たな証拠だとしている。(c)AFP
Dartmouth Institute for Health Policy and Clinical Practice(健康政策と臨床診療に関するダートマス研究所)が米政府管掌の医療保険制度「メディケア(Medicare)」に加入している糖尿病患者を対象に調査を行ったところ、手足の切断手術を行った確率は、黒人では1000人中4.17人だったのに対し、白人では1000人中0.88人に過ぎなかった。
また、糖尿病患者のうち、極めて重要な血糖値管理試験を受けたことがあるのは白人では85%だったが、黒人では79%にとどまった。
こうした人種間格差は、ほかの検査項目でもみとめられた。例えば、メディケア加入者のうち、マンモグラフィー検診を受けた人は白人女性では64%だったが、黒人女性は57%だった。
同研究所は、こうした結果は医療の質における「驚くべき」人種間格差を示す新たな証拠だとしている。(c)AFP