ストレスや不安、心臓血管疾患発症リスクを倍増 米研究報告
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【3月31日 AFP】「ストレス」や「不安」が心臓血管疾患を引き起こす主要因だとする研究結果が29日、米シカゴ(Chicago)で開かれた第57回米国心臓学会議(57th annual conference of the American College of Cardiology)で発表された。
ストレスレベルを下げたり統制したりできる人は、常に不安にさらされている人に比べ、心臓発作や脳卒中にかかる割合が60%低いという。
研究を行ったのは、米マサチューセッツ(Massachusetts)州にある心臓血管研究財団Lown Cardiovascular Research FoundationのYinong Young-Xu氏率いる研究チーム。
チームは3-4年にわたり、心臓病患者516人を対象に、感情や気分、睡眠パターン、胃腸機能の異常などストレスの指標となる項目について聞き取り調査を行った。うち19人が心臓発作で死亡したほか、44人が死には至らなかったが心臓発作を起こしている。
その結果、年齢、配偶者の有無、血圧、喫煙習慣などは心臓に影響を与える場合もある要因だが、「気持ちの落ち込み」や「不安」といった精神的ストレスは、一貫して心臓発作と関連があることが分かった。
つまり、継続的なストレスや不安は心拍にも影響を与え、心臓病の危険性を高める可能性があると、チームは結論付けている。常に不安を抱えている人が心臓発作を起こしたり死亡したりする危険性は、穏やかに暮らしている人の倍にも達するという。
発表は前年、米国心臓病学会誌Journal of the American College of Cardiologyに掲載された論文に基づいて行われた。(c)AFP
ストレスレベルを下げたり統制したりできる人は、常に不安にさらされている人に比べ、心臓発作や脳卒中にかかる割合が60%低いという。
研究を行ったのは、米マサチューセッツ(Massachusetts)州にある心臓血管研究財団Lown Cardiovascular Research FoundationのYinong Young-Xu氏率いる研究チーム。
チームは3-4年にわたり、心臓病患者516人を対象に、感情や気分、睡眠パターン、胃腸機能の異常などストレスの指標となる項目について聞き取り調査を行った。うち19人が心臓発作で死亡したほか、44人が死には至らなかったが心臓発作を起こしている。
その結果、年齢、配偶者の有無、血圧、喫煙習慣などは心臓に影響を与える場合もある要因だが、「気持ちの落ち込み」や「不安」といった精神的ストレスは、一貫して心臓発作と関連があることが分かった。
つまり、継続的なストレスや不安は心拍にも影響を与え、心臓病の危険性を高める可能性があると、チームは結論付けている。常に不安を抱えている人が心臓発作を起こしたり死亡したりする危険性は、穏やかに暮らしている人の倍にも達するという。
発表は前年、米国心臓病学会誌Journal of the American College of Cardiologyに掲載された論文に基づいて行われた。(c)AFP