【3月27日 AFP】イタリア特産のモッツァレラチーズの原料とされている水牛の乳から基準値を超えるダイオキシンが検出された問題で、イタリアのパオロ・デカストロ(Paolo De Castro)農林相は27日、欧州連合(EU)から要求のあった情報すべてを提供したと発表した。

 EUはイタリアに対し、必要な情報提供がなければ、日本や韓国と同様、輸入禁止措置をとりうると警告していた。

 記者会見でEUへの情報提供を報告したデカストロ農林相は、あくまで人体の健康への影響はないと強調、報道陣のカメラの前でモッツァレラチーズ数切れを食べて見せた。

 EUはイタリアに現地時間午後6時(日本時間27日午前2時)までに追加情報を提出するよう求めていた。(c)AFP