【1月23日 AFP】中国では、西洋化された食事や日々のストレスが増えてきたことによって、乳ガンにかかる女性が増加しているという。同国の英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が22日、報じた。

 同紙が引用したガン予防関連団体の統計によると、中国人女性6億3000万人のうち20万人が毎年、乳ガンにかかり、うち4万人が結果的に命を落としているという。

 増加傾向が特に顕著なのは上海(Shanghai)で、乳ガン患者の人口割合は10万人あたり60人となっており、同17人だった1972年に比べると急増している。

 中国人の栄養状況は、収入の増加に伴って改善されてきたが、食生活に関連する健康問題も急増している。これは、体を動かすことの少ない生活様式に変化しつつあることや、西洋式の脂肪分の多い食品の消費が増加していることが背景にあるとみられる。(c)AFP