【1月15日 AFP】1日から飲食店も全面禁煙となったフランスで14日、バーを営む男性が禁煙法に抗議しハンストに突入した。

 仏西部の町Dresnyで、バー「レスカーレ(L’Escale)」を営むJoel Laillerさん(50)は12日、店内で客の喫煙を止めなかったとして罰金を科せられた。これに先だち、地元紙がLaillerさんは禁煙法に反対の立場であると報じていた。

 Laillerさんは、禁煙法によって売り上げが3割から4割も減少する恐れがあると主張。郊外のバーやカフェは禁煙法の対象外とすることを求めて、店の前に止めた自家用車の中で寝泊りしハンストを断行した。ハンスト中は、店も休業するという。

「4人連れで飲みにきた客も、3人が喫煙者なら1杯ずつ飲んだだけで帰ってしまう」(Laillerさん)

 バーを開店した8年前に、禁煙法が施行されると知っていたなら店は始めなかったと不満をもらすLaillerさんを、Dresnyの住民800人も支持しているという。(c)AFP