【1月11日 AFP】肥満の原因を探るEric A.Finkelstien氏とLaurie Zuckerman氏の共同著書「The Fattening of America(肥満するアメリカ)」が今週、出版された。

 成人肥満の件数は世界中で膨れ上がり、特に米国では深刻な状況に。同所で筆者は、「米国では肥満になることが、生活スタイルの選択肢の1つになっている」と警鐘をならしている。

 健康経済学者Finkelstein氏は「経済先進国では肥満になるのは自然な成り行き。労力を節約する機器をすべて安価で入手できるうえ、食料もすぐ手に入る。そのため食べる量が増え、運動が減る」と指摘。また同氏は、米国で1960-2004年の間に成人肥満の人が13-33%と2倍以上に増えたと本の中で語っている。(c)AFP