ロシアで広がるエイズの脅威、HIVウイルス感染者100万人近くに
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【11月28日 AFP】世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria)は26日、ロシアのHIVウイルス感染者が推計90万-100万人に上ると発表した。インタファクス通信(Interfax)とロシア通信(Ria Novosti)は同基金のミシェル・カザチュキン(Michel Kazatchkine)事務局長の話として伝えた。
同基金は2002年、当時の国連事務総長コフィ・アナン(Kofi Annan)氏主導の下、官民合同の基金として設立されたもの。
ロシア保健当局は前週、ロシアのHIVウイルス感染者について、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が「不正確」な数値を公表したとして非難。UNAIDSは21日に年次報告の中で、旧ソビエト連邦諸国での新たなHIV感染者数の66%をロシア人が占めていると発表した。
ロシアのエイズ関連当局による10月の公式統計では、同国でHIVウイルス感染者が初めて確認されて以来の感染者数は合計40万3100人で、うち1万9924人が死亡している。
一方、同国の専門家の一部は、実際の感染者数は130万人近いと指摘している。(c)AFP
同基金は2002年、当時の国連事務総長コフィ・アナン(Kofi Annan)氏主導の下、官民合同の基金として設立されたもの。
ロシア保健当局は前週、ロシアのHIVウイルス感染者について、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が「不正確」な数値を公表したとして非難。UNAIDSは21日に年次報告の中で、旧ソビエト連邦諸国での新たなHIV感染者数の66%をロシア人が占めていると発表した。
ロシアのエイズ関連当局による10月の公式統計では、同国でHIVウイルス感染者が初めて確認されて以来の感染者数は合計40万3100人で、うち1万9924人が死亡している。
一方、同国の専門家の一部は、実際の感染者数は130万人近いと指摘している。(c)AFP