【10月2日 AFP】イラク保健省は1日、国内全土でコレラのまん延が続く中、北部の産油都市キルクーク(Kirkuk)では毎日新たに最高100件の感染が報告されていること明らかにした。

 同省で感染対策の指揮をとるAmir al-Khuzai医師によると、キルクークの感染報告は先週末の時点で2069件となり、週初めの1671件から急増。同医師は「つまり毎日約100件の新しい感染が報告されたことになる」と述べた。

 8月にコレラ発生が確認されてからこれまでに12人が死亡しているが、うち9人がクルド人自治区のスレイマニヤ(Sulaimaniyah)州、残りがニナワ(Nineveh)州およびキルクークで報告された。

 同医師によると、9月30日までの保健省の最新の統計で、計2839人がコレラに感染していることが明らかとなったという。(c)AFP