【9月22日】英環境・食糧・農村省(Department for Environment, Food and Rural AffairsDEFRA)が21日、同国南東部サリー(Surrey)州の農場で口蹄(こうてい)疫(Foot-and-Mouth diseaseFMD)の症状を示していた牛の検査結果が判明し、口蹄疫ウイルスへの感染が確認されたと発表した。同国で口蹄疫の感染が確認されるのは、8月以来6例目。

 今回感染が確認された農場は、最近の感染事例3件と同地域にあり、感染した牛については殺処分命令が出されているという。8月以来、同国ではほかにも2件の感染事例が確認されているが、すべての事例がサリー州で発生している。

 環境・食糧・農村省の報道官は「口蹄疫の検査で陽性反応が確認された牛が飼育されていた地域については、感染の疑いがある畜牛を殺処分にしなけらればならないとの決定が下されたばかりだった。今回感染が確認された施設は、既存の保護区域内にある。今年8月3日以来、感染が確認された施設は6軒目だ」と語った。

 同報道官によると、保護監視区域が若干変更されたという。(c)AFP/Lachlan Carmichael