【8月6日 AFP】英国南部のサリー(Surrey)で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生した問題で、感染源となったウイルスが流出した疑いで調査を受けているロンドン南西部Pirbrightの研究所内に研究施設を所有する動物用医薬品企業、メリアル(Merial)が5日、バイオセキュリティーに不備はなかったとする見解を発表した。

 メリアルの広報担当は、「当該施設は国際的に最も厳格な基準に則って運営されており、健康、環境保全、安全性、品質管理、法規制において厳密なプロセスを厳守している。開設から15年間、膨大な数のワクチンを製造しているが、バイオセキュリティーに不備があったことは一度もなく、今回も不備がなかったことを確認している」と語った。また、独立調査チームが同社施設に到着したことについての歓迎の意を示している。(c)AFP