悪夢と化した耳の雑音、原因はダニ
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【5月27日 AFP】耳の違和感と鳴りやまない雑音を訴えていたニュージーランドの男性の耳の中に、ダニが大量に発生しているのが発見された。治療後、男性は安らかに眠れる夜を取り戻した。
Paul Balvertさんは、2年間にわたり原因不明の「やかましい悪夢」を見る夜を過ごしていたが、ようやく専門クリニックの看護師がBalvertさんの耳に大量のダニを発見したことで悪夢に終止符が打たれた。
Balvertさんは、「耳の調子が悪い原因は何年も分からなかった。泡のような音やキーキーという音が耳の中で続いたが、夜になると音はさらに大きくなった。夜に少しでも眠れていれば、朝起きたときに幸運と感じた」と朝刊紙ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)に語った。
Balvertさんはさらに、「やがて変化が起きた。それはひどいかゆみで、まさに最悪の症状だった。昼も夜も指や綿棒で耳の中をかいたが、かゆみは治まらなかった」と苦悩の日々を思い起こす。
主治医がBalverさんの耳を2回を洗浄したが効果はなかった。
Balverさんは専門医の診察を受けることにした。患部をのぞいた看護師のTheresa O’Learyさんは、「半透明で小さな球状のダニが耳の中のしめった部分で活発に動き、鼓膜と外耳道には、白いダニの卵が密集していた。ダニは100匹ほどいたが、そこはまさにダニの巣くつと化していた」と驚きを隠さない。
医師は吸引器具でBalverさんの耳から目視できるダニと卵を取り除いたが、残っていた卵がやがて耳の中でふ化し、症状は再発した。
微生物学者のChris Mansell氏が疥癬(かいせん)やアタマジラミに使われる薬で耳を洗浄することをBalverさんに勧めたことで、ようやく耳の中のダニは取り除かれた。
鶏舎の洗浄事業を行うBalverさんは、あやまって鳥の餌を頭からかぶったときにダニが耳に入ったと信じているという。(c)AFP
<ニュージーランド・ヘラルド紙(英語)>
Paul Balvertさんは、2年間にわたり原因不明の「やかましい悪夢」を見る夜を過ごしていたが、ようやく専門クリニックの看護師がBalvertさんの耳に大量のダニを発見したことで悪夢に終止符が打たれた。
Balvertさんは、「耳の調子が悪い原因は何年も分からなかった。泡のような音やキーキーという音が耳の中で続いたが、夜になると音はさらに大きくなった。夜に少しでも眠れていれば、朝起きたときに幸運と感じた」と朝刊紙ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)に語った。
Balvertさんはさらに、「やがて変化が起きた。それはひどいかゆみで、まさに最悪の症状だった。昼も夜も指や綿棒で耳の中をかいたが、かゆみは治まらなかった」と苦悩の日々を思い起こす。
主治医がBalverさんの耳を2回を洗浄したが効果はなかった。
Balverさんは専門医の診察を受けることにした。患部をのぞいた看護師のTheresa O’Learyさんは、「半透明で小さな球状のダニが耳の中のしめった部分で活発に動き、鼓膜と外耳道には、白いダニの卵が密集していた。ダニは100匹ほどいたが、そこはまさにダニの巣くつと化していた」と驚きを隠さない。
医師は吸引器具でBalverさんの耳から目視できるダニと卵を取り除いたが、残っていた卵がやがて耳の中でふ化し、症状は再発した。
微生物学者のChris Mansell氏が疥癬(かいせん)やアタマジラミに使われる薬で耳を洗浄することをBalverさんに勧めたことで、ようやく耳の中のダニは取り除かれた。
鶏舎の洗浄事業を行うBalverさんは、あやまって鳥の餌を頭からかぶったときにダニが耳に入ったと信じているという。(c)AFP
<ニュージーランド・ヘラルド紙(英語)>