「星の王子さま」70周年、記念版が相次ぎ刊行
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【4月12日 AFP】世界的に愛される小説「星の王子さま(The Little Prince)」が今年、出版から70年を迎えたことを記念して、フランスでは同国出身の著者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery)の伝記をはじめ、さまざまな特別出版が予定されている。
「星の王子さま」は、砂漠に不時着した飛行士に、王子さまがいくつもの星を訪れた自分の冒険について語る一連の寓話で、1943年に米ニューヨーク(New York )で英語版とフランス語版が出版された。以来、世界中で1億4500万部以上を売り上げ、270以上の言語・方言に翻訳されている。
自ら飛行士だったサンテグジュペリは1944年、偵察任務中に行方不明になり、44歳で死去したとされる。「星の王子さま」がフランスで出版されたのは第2次世界大戦後の1946年で、著者が亡くなった後だった。
フランスでは今年、70周年を記念して作家ヴィリジル・タナズ(Virgil Tanase)が手掛けたサンテグジュペリの伝記が新たに出版される他、ナタリー・デ・ヴァリエール(Nathalie des Vallieres)の「Saint-Exupery, Archangel and Writer(「星の王子さま」の誕生サン=テグジュペリとその生涯)」の再出版、往年の名優ジェラール・フィリップ(Gerard Philippe)が1954年に録音した朗読のCD版リリース、サンテグジュペリ自身が描いた挿絵集の限定版や電子ブック収録などが予定されている。(c)AFP
「星の王子さま」は、砂漠に不時着した飛行士に、王子さまがいくつもの星を訪れた自分の冒険について語る一連の寓話で、1943年に米ニューヨーク(New York )で英語版とフランス語版が出版された。以来、世界中で1億4500万部以上を売り上げ、270以上の言語・方言に翻訳されている。
自ら飛行士だったサンテグジュペリは1944年、偵察任務中に行方不明になり、44歳で死去したとされる。「星の王子さま」がフランスで出版されたのは第2次世界大戦後の1946年で、著者が亡くなった後だった。
フランスでは今年、70周年を記念して作家ヴィリジル・タナズ(Virgil Tanase)が手掛けたサンテグジュペリの伝記が新たに出版される他、ナタリー・デ・ヴァリエール(Nathalie des Vallieres)の「Saint-Exupery, Archangel and Writer(「星の王子さま」の誕生サン=テグジュペリとその生涯)」の再出版、往年の名優ジェラール・フィリップ(Gerard Philippe)が1954年に録音した朗読のCD版リリース、サンテグジュペリ自身が描いた挿絵集の限定版や電子ブック収録などが予定されている。(c)AFP