鉄道建設現場から「黒死病」の人骨13体、ロンドン
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【3月16日 AFP】ロンドン(London)の新鉄道路線の建設現場で、14世紀に欧州を襲った黒死病(Black Death)の犠牲者と思われる13体の人骨が発掘されたと、考古学者らが15日、発表した。
人骨が発掘されたのは、ロンドン中心部ファリンドン(Farringdon)にあるチャーターハウス広場(Charterhouse Square)。150億ポンド(約2兆1600億円)をかけたロンドン市の鉄道建設計画「クロスレール(Crossrail)」の建設作業中に出土した。
考古学者らによるとこの場所は、中世の記録に記された疫病犠牲者の墓地の可能性がある。この墓地には、黒死病で亡くなった最大5万人の遺体が埋葬されたという。黒死病により1348~53年の間に欧州全人口の3分の1が死亡した。
クロスレール計画の主任考古学者ジェイ・カーバー(Jay Carver)氏は「人骨については、数か月かけた科学的検査で、死因の特定を行う。14世紀の伝染病犠牲者なのか、より後の時代のロンドン住民なのか、また死亡時の年齢や、どういった人々だったのかを究明したい」と語った。(c)AFP
人骨が発掘されたのは、ロンドン中心部ファリンドン(Farringdon)にあるチャーターハウス広場(Charterhouse Square)。150億ポンド(約2兆1600億円)をかけたロンドン市の鉄道建設計画「クロスレール(Crossrail)」の建設作業中に出土した。
考古学者らによるとこの場所は、中世の記録に記された疫病犠牲者の墓地の可能性がある。この墓地には、黒死病で亡くなった最大5万人の遺体が埋葬されたという。黒死病により1348~53年の間に欧州全人口の3分の1が死亡した。
クロスレール計画の主任考古学者ジェイ・カーバー(Jay Carver)氏は「人骨については、数か月かけた科学的検査で、死因の特定を行う。14世紀の伝染病犠牲者なのか、より後の時代のロンドン住民なのか、また死亡時の年齢や、どういった人々だったのかを究明したい」と語った。(c)AFP