ボリショイ・バレエのトップバレリーナ、脅迫受けて出国
このニュースをシェア
【1月30日 AFP】ボリショイ・バレエ団(Bolshoi Ballet)のトップバレリーナの1人、スヴェトラーナ・ルンキナ(Svetlana Lunkina)さんがおよそ半年前にロシアを出国、カナダに滞在していることが29日、明らかになった。何者かから脅迫を受けたためとされる。
ロシアの日刊紙イズベスチヤ(Izvestia)によるとルンキナさんは、夫でプロデューサーのVladislav Moskalyev氏が関わった映画が原因でビジネス上のトラブルが起きており、今期末まで劇団から休暇をもらったと話している。
同バレエ団では今月17日、芸術監督のセルゲイ・フィーリン(Sergei Filin)氏が自宅近くで何者かに酸性の液体を顔にかけられて重傷を負い、治療のためドイツに向かうことになっている。イズベスチヤ紙によれば、ルンキナさんの出国とフィーリン氏の事件との明確な関連はないとみられる。
しかし、ルンキナさんほどのトップクラスの団員がロシアを離れたことは、内部抗争が原因とささやかれるフィーリン氏の事件以降、同バレエ団内の緊張が続いていることを示している。
ルンキナさんによれば、夫のMoskalyev氏が関わっていた映画はロシア帝国時代のバレリーナ、マチルダ・クシェシンスカヤ(Matilda Kshesinskaya)さんを題材にしたもの。Moskalyev氏はビジネスパートナーとの不仲に陥り、すでにこのプロジェクトから外れているが、現在、370万ドル(約3億3600万円)を求める損害賠償訴訟を起こされ、係争中だという。(c)AFP/Stuart WILLIAMS
ロシアの日刊紙イズベスチヤ(Izvestia)によるとルンキナさんは、夫でプロデューサーのVladislav Moskalyev氏が関わった映画が原因でビジネス上のトラブルが起きており、今期末まで劇団から休暇をもらったと話している。
同バレエ団では今月17日、芸術監督のセルゲイ・フィーリン(Sergei Filin)氏が自宅近くで何者かに酸性の液体を顔にかけられて重傷を負い、治療のためドイツに向かうことになっている。イズベスチヤ紙によれば、ルンキナさんの出国とフィーリン氏の事件との明確な関連はないとみられる。
しかし、ルンキナさんほどのトップクラスの団員がロシアを離れたことは、内部抗争が原因とささやかれるフィーリン氏の事件以降、同バレエ団内の緊張が続いていることを示している。
ルンキナさんによれば、夫のMoskalyev氏が関わっていた映画はロシア帝国時代のバレリーナ、マチルダ・クシェシンスカヤ(Matilda Kshesinskaya)さんを題材にしたもの。Moskalyev氏はビジネスパートナーとの不仲に陥り、すでにこのプロジェクトから外れているが、現在、370万ドル(約3億3600万円)を求める損害賠償訴訟を起こされ、係争中だという。(c)AFP/Stuart WILLIAMS