【8月29日 AFP】アルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で27日、「タンゴダンス・ワールドカップ(Tango Buenos Aires Festival and Dance World Cup)2012」の「サロン部門」決勝が行われ、アルゼンチンのペアが優勝した。

 大会には世界32か国の487ペアが参加。ブエノスアイレスのルナパーク(Luna Park)スタジアムで開催された決勝には南米諸国の他、ベルギー、カナダ、ロシア、米国、日本などから42ペアが出場した。

「魔法のような瞬間」と、優勝ペアのパオラ・サンス(Paola Sanz)さん(29)は語った。「私の祖父はたくさんタンゴを聴いていた。それで私も地元の無料レッスンでダンスをするようになったの」

 一方、サンスさんのダンスパートナーのファクンド・デ・ラ・クルス(Facundo de la Cruz)さん(26)は、少なくとも最初は恋人と一緒に居たいがためにタンゴを覚えたという。「タンゴを聴いたことは一度もなかった」と即答し、でも「すぐに情熱を注ぐものになったよ」と語った。

 ブエノスアイレス市文化相によると、優勝ペアは年内に40日間の日程でまずパリ(Paris)を訪問した後に、世界のもう1つのタンゴの中心地である日本を訪れるという。(c)AFP