ローマ法王庁の秘密文書、初めて一般公開
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【3月2日 AFP】16世紀の宗教改革者マルティン・ルター(Martin Luther)への破門状や、地動説を唱えたガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei)に対する17世紀の異端審問の記録など、ローマ法王庁の機密文書館が所蔵している歴史的文書の一部、約100点が2月29日から9月9日まで、イタリア・ローマ(Rome)のカピトリーニ美術館(Capitoline Museums)で初めて一般公開されている。
「神秘の光」と題された展示は、機密文書館の開設400年を記念して行われているもので、普段はバチカンの強固な警備に守られている重要文書を目にする珍しい機会だ。
今回展示されている文書には、古くは14世紀のテンプル騎士団(Knights Templar)の宗教裁判に関する文書から、クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)のアメリカ大陸発見を受けてローマ法王アレクサンデル6世(Alexander VI)が出した15世紀の布告、16世紀の芸術家ミケランジェロ(Michelangelo)が残したサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)建設に関する書簡などがある。
その他、1789年にフランス革命で捕われの身となった王妃マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)の獄中からの手紙、第2次世界大戦中にユダヤ人迫害に十分介入しなかったことで後に批判されたローマ法王ピウス12世(Pius XII)についての文書など、まさに欧州史を俯瞰する内容となっている。(c)AFP/Dario Thuburn
「神秘の光」と題された展示は、機密文書館の開設400年を記念して行われているもので、普段はバチカンの強固な警備に守られている重要文書を目にする珍しい機会だ。
今回展示されている文書には、古くは14世紀のテンプル騎士団(Knights Templar)の宗教裁判に関する文書から、クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)のアメリカ大陸発見を受けてローマ法王アレクサンデル6世(Alexander VI)が出した15世紀の布告、16世紀の芸術家ミケランジェロ(Michelangelo)が残したサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)建設に関する書簡などがある。
その他、1789年にフランス革命で捕われの身となった王妃マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)の獄中からの手紙、第2次世界大戦中にユダヤ人迫害に十分介入しなかったことで後に批判されたローマ法王ピウス12世(Pius XII)についての文書など、まさに欧州史を俯瞰する内容となっている。(c)AFP/Dario Thuburn