柳宗理さん死去、工業デザインの草分け
このニュースをシェア
【12月26日 AFP】日本の工業デザイナーの草分けで、数十年にわたってキッチン用品や日用品などのデザインに活躍した柳宗理(Sori Yanagi)さんが25日、肺炎のため死去した。96歳。柳さんの事務所が発表した。
柳さんは「バタフライ・スツール」が1957年にイタリアの国際博覧会「第11回ミラノ・トリエンナーレ(Triennale of Milan)」で世界的な評価を受け、工業デザインの巨匠となった。
当初は油絵を学んだが、フランスの建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)に大きな影響を受けて、家具や食器、調理器具といった日用品のデザインへと方向転換。日本の伝統であるシンプルな美しさをモダンに解釈したスタイルを生み出し、照明器具やレコードプレーヤーから1964年の東京五輪で使われた聖火ホルダーまで、さまざまな作品を手がけた。(c)AFP
柳さんは「バタフライ・スツール」が1957年にイタリアの国際博覧会「第11回ミラノ・トリエンナーレ(Triennale of Milan)」で世界的な評価を受け、工業デザインの巨匠となった。
当初は油絵を学んだが、フランスの建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)に大きな影響を受けて、家具や食器、調理器具といった日用品のデザインへと方向転換。日本の伝統であるシンプルな美しさをモダンに解釈したスタイルを生み出し、照明器具やレコードプレーヤーから1964年の東京五輪で使われた聖火ホルダーまで、さまざまな作品を手がけた。(c)AFP