【10月28日 AFP】米ニューヨーク(New York)のブルックリン(Brooklyn)地区にあるマイクロスコープ・ギャラリー(Microscope Gallery)で、アーティストが自分の妊娠・出産をテーマにしたプロジェクトを公開している。

 パフォーマンス・アーティストのマーニ・コタック(Marni Kotak)さんは前月から同ギャラリーに住み始め、水中出産用の水槽も用意した。

 そして息子アジャックス(Ajax)君が25日に誕生。同ギャラリーによれば、体重4140グラムの男児で元気だという。ギャラリーは26日に一旦閉館し、27日に再オープンした。7日までの期間中、アジャックス君の出産時の映像も流される。

 コタックさんは先日、ビレッジ・ボイス(Village Voice)紙に対し、今回のプロジェクトについて次のように語っていた。「できるだけ健康的な方法で、無事に子どもを出産することにだけ集中する。私が人の目にどう映るかや、観客がどう考えるかは気にしない」

 同紙のアート担当記者は、コタックさんの出産後の様子をブログで明かした。「コタックは静かにバナナを食べていて、ボウルには胎盤があった。父親のジェーソンが、青いタオルに包まれた息子を抱いていた。その美しい赤ん坊は目が大きく、静かで、頭上のカメラをぼんやりと見つめていた」(c)AFP