6900万円で英劇場のボックス席はいかが?契約は865年
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【8月3日 AFP】英ロンドン(London)の有名な劇場「ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)」のボックス席が55万ポンド(約6900万円)で売りに出された。ハロッズ・エステート(Harrods Estates)が2日、発表した。
購入者はこのボックス席を865年にわたって利用できる。55万ポンドがあれば、高級住宅地であるチェルシー(Chelsea)地区で寝室が2つあるフラットを購入できるが、何世代にもわたって利用できる865年という期間で、購入者とその子孫は十分に元が取れるはずだ。
5席が並ぶこのボックス席は2階の東側にあり、メインステージがよく見える。開場当時の装飾が残る唯一のボックス席だという。
■ロイヤル・アルバート・ホールとは?
19世紀、ビクトリア女王(Queen Victoria)の夫アルバート公(Prince Albert)は、ロンドンのサウスケンジントン(South Kensington)エリアで芸術や科学への理解を深めようという計画を立てた。アルバート公は1861年に死去したが、この計画の一部として構想された同ホールは1871年3月に開場。以後、クラシックコンサートからジェイ・Z(Jay Z)のライブまで様々な音楽イベントの舞台として使用され、英国でもトップクラスの劇場となっている。
開場当時、建設費を補うため座席の一部が1席100ポンド、999年という期限付きで売りに出された。ヴィクトリア女王は20席を購入。エリザベス女王(Queen Elizabeth)もボックス席を所有している。
55万ポンドはちょっとお高い、という人のために、ボックスではない5席も37万5000ポンド(約4700万円)で売りに出されている。(c)AFP
購入者はこのボックス席を865年にわたって利用できる。55万ポンドがあれば、高級住宅地であるチェルシー(Chelsea)地区で寝室が2つあるフラットを購入できるが、何世代にもわたって利用できる865年という期間で、購入者とその子孫は十分に元が取れるはずだ。
5席が並ぶこのボックス席は2階の東側にあり、メインステージがよく見える。開場当時の装飾が残る唯一のボックス席だという。
■ロイヤル・アルバート・ホールとは?
19世紀、ビクトリア女王(Queen Victoria)の夫アルバート公(Prince Albert)は、ロンドンのサウスケンジントン(South Kensington)エリアで芸術や科学への理解を深めようという計画を立てた。アルバート公は1861年に死去したが、この計画の一部として構想された同ホールは1871年3月に開場。以後、クラシックコンサートからジェイ・Z(Jay Z)のライブまで様々な音楽イベントの舞台として使用され、英国でもトップクラスの劇場となっている。
開場当時、建設費を補うため座席の一部が1席100ポンド、999年という期限付きで売りに出された。ヴィクトリア女王は20席を購入。エリザベス女王(Queen Elizabeth)もボックス席を所有している。
55万ポンドはちょっとお高い、という人のために、ボックスではない5席も37万5000ポンド(約4700万円)で売りに出されている。(c)AFP