【5月25日 AFP】中国人画家、斉白石(Qi Baishi、1864~1957)が描いた絵画が22日、北京(Beijing)でオークションに出品され、近現代中国絵画では最高落札額となる4億2550万元(約54億円)で落札された。オークションを主催した中国嘉徳(China Guardian)が23日、発表した。

 1946年の同作品は松の木に留まったタカを描いたもので、両脇には対句が書かれている。大きさは100×266センチ。

 中国美術品の価格は、同国の経済発展と富裕層の増加に押され、このところ高騰している。世界のオークションをチェックしている仏企業アートプライス(Artprice)によれば、中国は2010年、米国を抜いて美術品の落札額で世界1位になったという。(c)AFP