ベルルスコーニ首相、巨額投じて石像の「ペニス」修復
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【11月19日 AFP】イタリア・ローマ(Rome)の首相官邸(Palazzo Chigi)に飾られている古代ローマ時代の大理石像の「ぺニス」が、女性がらみのスキャンダルに揺れるシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相の指示で、このほど修復された。
同国紙レプブリカ(Repubblica)によると、修復されたのは官邸正面玄関に飾られている、2世紀に作られた戦いの神マルス(Mars)と愛と美の女神ビーナス(Venus)をモチーフにした大理石の像。マルスのペニスのほか、マルスとビーナスの手が1つずつ修復された。
同紙は、修復費用として7万ユーロ(約800万円)が注ぎ込まれたが、伝統的な修復技術が使われなかったことを指摘するとともに、ベルルスコーニ政権が文化関連予算を大きく削減している点に言及し、驚くべき額だと報じている。
この像はローマ国立博物館から貸借しているものだが、修復を担当した専門家によると、博物館の了承は得ており、また修復で付け加えられた手もペニスも「取り外し可能」だという。
ローマ時代の像のペニスは奇をてらった土産物として持ち去られたり、性的表現への反発から破壊されたりすることがたびたびある。(c)AFP
同国紙レプブリカ(Repubblica)によると、修復されたのは官邸正面玄関に飾られている、2世紀に作られた戦いの神マルス(Mars)と愛と美の女神ビーナス(Venus)をモチーフにした大理石の像。マルスのペニスのほか、マルスとビーナスの手が1つずつ修復された。
同紙は、修復費用として7万ユーロ(約800万円)が注ぎ込まれたが、伝統的な修復技術が使われなかったことを指摘するとともに、ベルルスコーニ政権が文化関連予算を大きく削減している点に言及し、驚くべき額だと報じている。
この像はローマ国立博物館から貸借しているものだが、修復を担当した専門家によると、博物館の了承は得ており、また修復で付け加えられた手もペニスも「取り外し可能」だという。
ローマ時代の像のペニスは奇をてらった土産物として持ち去られたり、性的表現への反発から破壊されたりすることがたびたびある。(c)AFP